子どもまちづくりワークショップ -ディベートバトル『matchづくり』-

参加者:24 名
満足度 Non
再認意向 Non

菊竹六皷記念館にて、市役所での中学生職場体験の一環として「まちづくり」をテーマにしたディベートが開催されました。
故・菊竹六皷氏が生きたのは、言論統制が敷かれた戦時下でした。当時、五・一五事件を背景に、暗殺予告を受けながらも、氏はジャーナリストとして『リベラリズム(自由主義)』の精神を勇猛果敢に貫き、現代では『世界の報道人100人』(日本から2名)のうちの1人としてその功績が讃えられています。
そのような菊竹六皷の精神を題材に、「自らの考えを持つことの大切さ」を共有するために生まれたのが、ディベートバトル『matchづくり』です。
今回は、市職員が〈観光推進〉と〈文化保護〉の両側から討論を展開し、中学生たちはその審査員を担当。西日本新聞の記者も参加し、充実した学びの場となりました。地元の未来を考える機会として、中学生たちにとって貴重な体験となりました。
参加してくれた中学生たちが、正解のない問いに対して、審判を下した後も
「果たして自分の判断は正しかったのか…」
答えのない『問い』に対し、中学生の自問自答する姿がとても印象的で、筑後吉井の未来について一生懸命考える姿に地域の明るい未来の片鱗を見たような気がします。